2013年06月29日 土曜日。
天候は晴れ。
風は朝の北東から東の風に変化。
ちょっと強めに吹いている。

ずっと茨城県側で釣っていたが、土曜日の午後・・・ふと、昔釣りをしていたポイントが気になってしまい、千葉県香取市にある黒部川まで足を運んでみた。
風向きからすると、川筋方向で吹いているっぽいが、なんとかなるだろうと。

北浦から移動、小一時間で到着。
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案の定・・・風がきつい。
釣りにならないほどの風ではないが、やはりこちらも増水しているせいで、風波のしぶきがたまに陸まで飛んでくる

先行者1名。
橋下の水門より少し下流で声をかけてみると、サイズは小さいが1尾ゲットしたとのこと。
スピニングでかなり繊細な釣りをしている様子だった。

と、自分がここに来た理由
まだ自分が現役だった10年超昔から、困ったときはここに行けばバスが釣れるとまで言われた伝説のポイントがある。
震災後は細かい変化があったらしく、さほど良い情報が得られていないが、まずは自分の目で確かめておきたいと思い、今日はここにやってきたのだ。

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その場所は、黒部大橋から下流にある。
自動車でも行けるのだが、ここの道路は農道と同じで道幅がかなり狭い。
軽自動車であれば、ギリギリ寄せてスレ違いが出来るかどうかというレベル。

それでも突き進むことも出来るが、今度はUターンをする場所が極めて少ない。
ちょっとリスキーなポイントなので、自分は結構距離があるのだが、陸っぱりの基本である徒歩で行く。
天気が悪い日は最悪だが、今日のような好天の日は気持ちよく歩ける。

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護岸をどんどん歩き、下流へ進むと・・・
そのうち整備されていない堤防へと突き当たる。
ここまで来ると、歩けるのは堤防の上の道路か、護岸のわずかなスペースのみである。

堤防の上の道路を歩いても良かったのだが、久しぶりなので護岸沿いを半分藪こぎ状態で突き進む。
この黒部川。
橋の上流・下流部の足場の良いエリアは結構人が出入りしているのだが、ここまで入ってきている人はそれほど多くない。
風は相変わらず強く吹き付けているが、気にせずパラダイスを思い出しながら突き進む。

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どんどん突き進む。
決して振り返ってはいけない(笑)
途中、水深を見る意味も込めてワームを静かに打ち込んでいく。
ちょうど足元で大人の背丈くらいの水深がある。
この辺は昔とさほど変わってないような気がする。

そして、突き進むことしばし・・・
遂に到着したのがこのポイント。

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黒部川ビクビクインレットである。

・・・
と、なんだかかなりしょぼくなっているが(笑)
その昔(10年超)、四季を問わずこのインレットにはかなりお世話になった。
夏は冷たい水、冬は暖かい水がこの土管から流れていたのだ。
それも結構な水量で。

それが、震災後どうやら変化してしまったようで、流れだす水量も激減してしまい、それっきりさほど良いポイントというわけでもなくなってしまったと友人からの情報だった。

確かに、今日久しぶりに訪れてみたが・・・吐き出されている水量が昔のそれとは絶対的に違っている。。。(汗)

くわえて、今日のように増水していると、土管まで水があるので、それほどインレットの有効性がなくなっている。
自分が知っているこのポイントは、ジャージャーと太い水流が流れ込んでいるポイントだった。
なぜ堤防の道路を歩かなかったのかというと、この位置をすっかり忘れてしまっており、道路からだとこの位置が把握できるはずもなく、護岸を歩いてきたのだった。

と、せっかく来たので実釣スタート。

まずは北浦で釣ったままになっているジャッカルのフリックシェイク4.8ノーシンカーワッキー
が・・・あまりに風が強すぎて使えない(汗)
ポイントに打ち込んでも、ラインが風であおられてドリフトしてしまいフォールしていかない。。。

仕方なく、別のワームで1/64ネイルシンカーのネコリグにして対処。
インレットの上流と直下。
フォールとリトリーブ。
しばらくするとバイト!
釣れてきたのはブルーギルだった・・・しっかりかかっていなかったのか、水面でバラし

その後もスピナーベイトとバイブレーションを打ち込んで、しばらく粘ってみるも反応なし
時期的なものなのか、震災後の変化で魚の居場所ではなくなってしまったのか・・・・。
昔は必ず魚がいるポイントだったのだが・・・どうやらいろいろ変わってしまったようだ。

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懐かしいポイントで釣りをして、昔のことをいろいろと思い出しながら堤防上の道路をスタート地点まで戻ることにした。
まだ梅雨明けしてはいないが、周りの風景を見るとすっかり夏な感じがする。

鬱蒼としげる雑草群とヤブ。
照りつける太陽と、照り返すアスファルト。
昔はよくこういう人跡未踏っぽいところを釣り歩いたものだ。

今はほとんどのポイントに人が入った跡がある。
それだけ魚が釣れにくくなっているのかもしれないが、よりプレッシャーのない魚を探して釣る。
もちろん最初は釣れるが、当然のようにバスも賢くなるので、そのうち釣れなくなる。

この循環式陸っぱりエリア構造なのだろう。

しかし、最近思うこともある。
いくら先行者が入っていようと、しっかり狙うと魚は釣れてくる
いるところにはしっかりバスはいるし、狙い場所さえしっかり抑えてやれば釣れてくる。
つまり、スレているのもあるのかもしれないが、圧倒的に攻めきっていないという感じがする

同じルアーで同じ釣り方をしていても、人によってまったく違う効果が出るのがルアーフィッシングであり、そこが面白いところでもある

最近自分が「あえて」みんながやっているネコを打たないかというと、ネコでは釣れない魚を釣りたいと思うからである。
実際、人が多くなる週末などは、ネコを打ったあとのポイントでも魚を取れることも多い。
さすがに効率等を度返しにしているところは否めないが、人がいうほどバスの個体数も落ち込んでないし、プレッシャーも、まだまだそれほどじゃないんじゃないかと思うこともある。

人によって感じ方も捉え方も違うのだろうが・・・。
いるところにはいるし、抑えるところを抑えてやれば、結局は釣れてしまうのだろう。

ただ、今日このビクビクインレットは不発だった(笑)
もっと季節が夏よりになって、水温がぐっと上昇したときに、もしかするとこのちょろちょろインレットが効果絶大になる日もくるのだろう・・・。

※このポイントに行くとき、そこそこ足元に注意が必要です。
初めて行かれる方は、軽く藪こぎ出来る装備で行かれることを推奨します。
 
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